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Blog-14 「ズッコケ」て、起き上がるために

更新日:2021年9月6日



 二つの台風が九州と関東地方に来ています。今日はオリンピックの最終日。札幌では、朝から男子マラソンが行われています。札幌は晴れているようです。


 前回のブログで、中一の時に英語の授業で、先生から私の発音の悪さを指摘されたことを書きました。


 英語を勉強したのは初めてで事前に英語の私塾へ通っていたわけではなく、英語の勉強の仕方がわかりませんでした。さらに教科書に音源はなく、当時の私から見たらアルファベットで書かれた暗号を 指導者が一度手本として読んだだけで生徒に正しく読むように言われたことには、納得がいきませんでした。


 ただ、私自身、身近に英語を使っている人がいたので、私もやってみたいという気持ちが強かったようです。発音の悪さを指摘された悔しい思いは、その後すぐその問題をどのように解決するかに向いていました。


 そこでNHKラジオの「英語会話」を月曜から金曜日まで、毎日聞くことにしたのです。当時は、東後勝明先生とネイティブ講師が担当していました。ラジオから流れる東後先生の歯切れのよい英語とネイティブ講師の英語を 私はテキストを見ずに、意味が分からないものも とにかく聞き、後について繰り返し発音しました。当時、私は物まねが好きでしたので、楽しんでラジオ講師たちのまねをしていました。今思い返すと、この方法は、シャドーイング=耳から入ってきた英語をshadow(影)のように、そっくりそのまま後について発音する=という英語の練習方法だったようです。


 そして、学校の教科書の単語やアルファベットの組み合わせと ラジオにからの同じものをマッチング、いわゆる文字に音を合わせの様な事をしていきました。たとえば、教科書にthis を見て、ラジオでは、その発音は「ディス」で、thは、舌の先を少しかんで摩擦させる音だと知り、音・文字合わせていくのです。そしてthの発音記号を調べ覚える、といったやり方で、英語の文字と発音の解読をし始めました。


 気の長い話ですが、忘れたら繰り返し、忘れたら繰り返し覚え、少しずつですが、発音記号を読み、単語・文章も読めるようになり、先生が一度読んでくれたところも、後について読むことができるようになりました。

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