昨年から今年に延期された東京オリンピック。ワクチンの接種が少しずつ進んでいますが、コロナ渦でも規制をしながらオリンピックを開催するということになるようです。
この時期にオリンピックを開催するかどうかの是非は、ここでは差し控えますが、
私は今までのオリンピックでは、(TVで)柔道の試合をよく見ていました。
今年3月に、一本背負いが得意技の「平成の三四郎」と言われた古賀稔彦さんが亡くなりました。バルセロナ オリンピックで大ケガを負いながら、金メダルを取った方ですが、その息子さん(次男)が今年4月に全日本のある大会で優勝し、その涙のヒーローインタビューがネット上に公開されていました。生前のお父さん(稔彦さん)から「柔道家としてよりも、人として成長してほしい。」「柔道を好きになってほしい。」「柔道ってすばらしいものなんだよ。」と、直接言われ、またお父さんの背中を見て感じた、とありました。
柔道を「好きになってほしい。」という言葉に、私も共感します。
私の場合は、子どもたちに「英語を好きになってほしい」と願っています。どんなことでも一つのことをマスターするのは、簡単なことではないと思います。外国語の場合も聞き、話し、読み、書くことをマスターしていくのは、根気が必要です。ですから、子どもたちの中には、まず「英語」と「楽しい」が一緒になり、「好き」になって根付いてくれればと願っています。
英語が「楽しい」とは、どういうことを言うのでしょうか?
ゲームをしたり、クイズをしたりするから楽しいでしょうか?
私が子どもたちに英語を「楽しい」と感じてほしいのは、英語を学び、練習し、実際相手と話した時、自分の言っていることが相手に通じ、返事が返ってくること、そこを「楽しい」と感じてほしいと願っています。そのことが、コミュニケーションの英語を学習する醍醐味であり、喜びなのではないか、と考えています。それを「楽しい」と感じてもらえば英語学習していく意義を感じます。そして、本人の中に「好き」が芽生え、根付いてほしいと願っています。
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